一般社団法人ADI災害研究所   

熊本地震活断層

沿革

ADI災害研究所は、代表の伊永勉が、阪神・淡路大震災において、我が国初の官民連携による被災者支援活動を行い、その後国内外の多くの災害に災害救援コーディネータとして関わってきた経験を活かして、1998年から防災力の向上を目的として、活動してきました。一般社団法人ADI災害研究所を設立するまでの主な沿革は下記のとおりです。

1995年(平成7年)
阪神・淡路大震災において西宮ボランティアネットワーク(NVN)を結成し、西宮ボランティアネットワーク代表に伊永勉が就任する。「西宮方式」と呼ばれた官民連携の支援組織である「西宮ボランティアネットワーク(NVN)」を設立して西宮市を中心に17万4千人のボランティア活動を統括
1996年(平成8年)
日本災害救援ボランティアネットワーク(NVNAD)を設立し伊永勉が理事長に就任。国や自治体の各種委員への就任や、防災計画等の策定等様々な方面で活動を行う
1998年(平成9年)
全国災害救援ボランティアネットワークを結成。
日本災害救援ボランティアネットワーク理事長を退任し、民間では全国初の防災専門の研究機関 「エイデイアイ災害救援研究所」を5月に西宮市内に設立。
10月に大阪市北区に事務所を移転。
2004年(平成17年)
株式会社東京建設コンサルタント環境防災研究所に移籍し、主に国土交通省等の防災業務を担当。
2010年(平成22年)
日本セイフティー株式会社に災害研究所を設立し、所長に就任し、都道府県や市町村の防災事業の支援を行う。主に自主防災組織育成や自治体職員の研修、防災訓練や図上訓練などを支援。
2013年(平成25年)
株式会社エクスプラスに災害研究所を設立し、所長に就任。
2017年(平成29年)
一般社団法人ADI災害研究所を大阪市北区に設立。
現在に至る。

災害研究所設立は、阪神・淡路大震災復興誌第4巻第10章に紹介されています。

『民間では全国初の防災専門の研究機関 「エイ デイアイ災害救援研究所」が98年5月に西宮市内に設立、10月 に拠点を大阪に移した。阪神・淡路大震災で活躍した西宮市の「日本災害救援ボランテイアネットワーク」(NVNAD)の理事長を務めた伊永勉(これなが・っとむ)氏が所長となり、震災で経験を積み上げたげた行政と住民、ボランティ アをつなぐ手法などを広めていくのが目的である。同研究所が行う主な事業は、プランニング・コンサルテイング事業で、自治体の地域防災計画の策定や防災訓練などの業務委託を受けて、情報提供やボランテイア派遣などを行う。また、災害時の官民の連携の取り方の指導を行い、ボランテイアの適正な配量を行う災害救援コーディネータの役割も担うなど、これまでの経験を生か した実践的な取り組みをしていく。伊永氏は震災直後、「西宮ボランテイアネットワーク」(NVN) を設立し、被災地に来るボランティアのコーディネータの役割を務めた。』