防災イベントのご案内

「未来の町をどう守る?岩と土と砂防とボク」
主催 災害で⽣活が変わった⼦供を⽀援する会
共催 広島県防災ドローン研究会

⼟の秘密、岩の不思議、砂防を知って博⼠になろうというイベントです。
ドローン撮影もあるそうです。

2020年10/11(⽇) 09:00 – 12:00  ⽮野みなみ会館集合
参加費無料  定員⼩学⽣25名
持ち物など 飲み物・帽⼦・筆記⽤具・マスク・熱中症対策⽤品・タオル
講師:越智秀⼆先⽣(国⼟問題研究会理事、⽇本地質学会会員、理学修⼠)
詳しくは、PDFのチラシをご確認ください

「72時間サバイバルプロジェクト」
主催 災害で⽣活が変わった⼦供を⽀援する会
共催 広島県防災ドローン研究会

震災時の生命のライフライン 72時間を生きる サバイバル技術を学ぶ

2020.09.26(⼟)27(⽇)9:00∼16:00
参加資格 小学生以上

詳しくは、PDFのチラシをご覧ください。

どちらのイベントもお申込みは、直接お願いいたします。
お申し込み先などはそれぞれのPDFのチラシをご確認ください。

有田市地域福祉ネットワーク会議の防災アドバイザーに就任しました

有田市社会福祉協議会からのご依頼を受けて、有田市地域福祉ネットワーク会議の防災アドバイザーに就任しました。
9月17日 アドバイザーとして、初めて会議に伊永理事長と川下が参加しました。
今回は、防災学習会として、風水害の基礎や福祉施設のBCPや避難確保計画などについてお話させていただきました。

今年度アドバイザーとして、各施設からのご相談にも応じつつ、有田市地域福祉ネットワーク会議に参加させていただき、防災に関するテーマに、ADI災害研究所のノウハウをご提供していきます。
可能であれば、地域と連携した避難訓練や個別計画策定のワークショップなども行えればと思っています。

このような取り組みをご検討中の各地の社会福祉協議会の皆さん、福祉施設等で防災について計画や訓練等を策定されている施設等の関係者の皆さん、ADIでご相談に応じますので、お気軽にお問合せください。

愛媛県の避難行動要支援者研修会で講演しました

9月8日から9月11日まで、愛媛県内で行われた避難行動要支援者の取り組みについて伊永理事長が講演しました。
今回は、市町村の職員の方々の他に、社協等福祉関係者の方々にもご参加いただき、名簿情報の提供に関する同意確認や個別計画作成にあたってそれぞれの立場でどのような役割があるか等を確認していただきました。

ADI災害研究所では、避難行動要支援者の取り組みへの支援を行っています。研修会での講義やワークショップ、関係者会議などでのアドバイス等お手伝いしておりますので、ご希望の方はお気軽にお問合せください。

熊本県球磨川被災現場視察

7月25~26日、熊本県の人吉市から球磨村の現場を視察してきました。
参加は伊永・宮野・片平・川下の4人で、各々の視点から被災現場を見て豪雨災害への対策を考える機会としました。
コロナ感染対策で、住民との接触を控えていましたが、被災した高齢者施設「千寿園」の前で、熊本朝日放送に同行取材の声をかけられ、その後、最も被害が大きかった球磨村渡地区の茶屋集落を訪れ、被災者の方のお話を聞かせていただく機会をいただきました。

相良橋
崩壊した相良橋

お聞きしたお話で印象深かったのが、「家も涙も球磨川が流していった」という言葉です。昭和40年の豪雨から4回の洪水を経験され、今回は全ての家屋が壊滅してしまいましたが、ここを離れたくないとのことでした。この地域は、支川の小川と球磨川の合流点の下流で、両河川のはん濫の勢いで、激流となって全てを流失させたということでした。住民の一人が「川津波だよ」と言っていいましたが、まさしく津波のように、水が襲ってきたということです。この地域は球磨川ラフティングで有名なところだが、その形跡はなく、瓦礫の山となっていました。

電柱が倒壊した線路


今後改めて検証の予定ですが、現地を見て感じたことは、濁流がどのように流れて行ったのか…これまでに見た他の被災現場とは違った光景でした。
茶屋地区全住民が、負傷者を出さず素早く避難できた経緯や、地域住民が行ったという支援の状況、広い平野部の浸水とは異なる山間狭窄部の洪水の怖さを学び、今後の教訓を探れたらと思っています。
被災現場を見た後に、避難所や仮設住宅建設現場も拝見することができました。仮設住宅はコンテナハウスで建設されており、非常に早く完成するようです。
今後オンラインなどを活用して、現地報告会などを実施予定です。

2020.07.29.伊永 勉

2019年を振り返る

あと2週間で、令和の初年が暮れていきます。今年も多くの災害に舞われました。
今年は“ふくし防災“をモットーに、災害時の要配慮者の犠牲を減らすことを目的として、行政職員の研修や、災害対策本部の訓練、自主防災組織の育成等に関わり、新たな知見を習得できました。

20年後には、団塊の世代のジュニアが65才を越え、人口の約半数が高齢者となり、その40%が独居生活になるとの予想もあり、少子化により、年金問題、医療費負担など、余生を楽しむ余裕もないのに、南海トラフ地震が近づき、豪雨災害が増えています。来年こそ、明日は我が身の覚悟で、自分と家族を守ることを自覚しなければならないと思います。近所付き合いが面倒いう人も、災害時でもかまわないで欲しいとは思っていないでしょう。寂しい社会にならないことを祈っています。

2019/12/16 伊永 勉