更新情報

ADI災害研究所 活動支援のお願い

ADI災害研究所では、「災害に先手を打つ力」を持った人材の育成を目指し、防災啓発の活動を行っております。
6月18日に起きた大阪府北部を震源とする地震では、ADI災害研究所の活動拠点である大阪に被害がもたらされました。
私たちは、もっともっと「災害に備えるための活動」をしていかなければいけないと再認識しました。
ホームページやADI減災カフェ、各地での講演やワークショップを通じて、「災害に先手を打つ力」を皆様につけていただき、いざというときには、「災害を迎え撃つ力」を発揮できるように啓発活動を積極的に実施していく所存です。
私たちの活動を支援してくださる皆様を募集しております。
基金の募集の他、サポーターとしての継続的な支援(継続寄附)をはじめ、スポットでの支援(単回寄附)も受け付けております。
皆様からのお力添えをいただきながら活動を続けております。
よろしくお願いいたします。

基金募集について
ADI災害研究所では、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律第131条及び一般社団法人ADI災害研究所定款第6章第34条に基づき下記の通り基金を募集しております。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
基金払い込み(銀行振込)の取り扱い場所について
基金の払い込みにつきまして、下記の銀行のいづれかへお振込みをお願いいたします。また、大変恐れ入りますが、振込手数料はご負担をお願いいたします。

三菱東京UFJ銀行 天満支店(店番533)普通預金 口座番号0218466 
口座名義 一般社団法人ADI災害研究所 代表理事 伊永 勉

ゆうちょ銀行 店名 四〇八(ヨンゼロハチ)(店番408) 
普通預金 口座番号5609119 
口座名義 一般社団法人ADI災害研究所

基金に関する内容は、基金のページをご覧ください。

寄附について
ADI災害研究所では、サポーターとしての継続的な支援(継続寄附)をはじめ、スポットでの支援(単回寄附)も受け付けております。
下記の銀行のいづれかへお振込みをお願いいたします。また、大変恐れ入りますが、振込手数料はご負担をお願いいたします。
三菱東京UFJ銀行 天満支店(店番533)普通預金 口座番号0218466 
口座名義 一般社団法人ADI災害研究所 代表理事 伊永 勉

ゆうちょ銀行 店名 四〇八(ヨンゼロハチ)(店番408) 
普通預金 口座番号5609119 
口座名義 一般社団法人ADI災害研究所

基金、寄附、いずれの場合も領収書を送付させていただいております。
領収書をご希望の方は、メールinfo@adi-saigaikenkyusyo.comにてご連絡ください。

今週はADI減災カフェです。

今週6月27日 のADI減災カフェは、水害対策 災害に備えて気象情報の見方を確認しよう です。
「身の回りの人を災害から守るために~天気予報の上手な使い方~」と題して、理事長の伊永が講義いたします。

気象台から発表される各種の防災気象情報。台風など災害時に十分に活用できているでしょうか。 災害の発生を見通して発表される警報・注意報などさまざまな防災気象情報の意味を知って、自分や家族を災害から守りましょう。
また、事業所や施設等では、利用者や従業員を早めに帰宅させるなどの判断をしなければいけません。早めの判断ができるようになるには、どんな情報を見ればいいのでしょうか。まずは、情報について学びましょう。
今回の講座では、過去の事例等も参考に解説します。

また、6月18日の大阪府北部を震源とする地震についても、現地調査の内容も含め開設させていただく予定です。

講師 伊永 勉 一般社団法人ADI災害研究所 理事長

日時 平成30年6月27日(水) 18時45分~20時30分頃まで (18時30分開場)

会場 大阪市生涯学習センター第6研修室(大阪駅前第2ビル5階)

資料代 1,500円(ADI災害研究所会員の方は1,000円)  

主催 一般社団法人ADI災害研究所
申込方法 事前申込制 メールまたはFAX

こちらから、メールをお送りいただくか、下記の案内PDFをダウンロードの上、申込書にご記入の上FAXにてお送りください。
定員に達した場合、お申込みを締め切らせていただきますので、お早めにお申込みくださいますようお願いいたします。

案内PDF

ツナ缶でランプをつくろう

停電などのときに簡単に作れるランプの紹介です。
用意するものは、ツナ缶とティッシュペーパー。
可能なら、ハサミや缶切りなどがあると便利。
まず、ティッシュペーパーを半分程度に切って、こよりを作りました。
これがろうそくで言えば、”芯”になります。
芯は、缶の高さの2.5倍くらいの長さにしました。

後は、この芯をツナ缶にさして、火をつけるだけですが、このティッシュで作ったこよりの芯にツナ缶の油が染みるまで少し待ちます。
今回は、2パターンで試しました。

まずは、缶切りを使わず、少しだけ開けて、そこにこよりの芯をさしたものをさしました。
見やすいように芯を長めに出ている状態で写真を撮りましたが、実際には出ている部分はもう少し、短くて大丈夫です。
1センチくらいでいいのではないかと思います。
初めて作るので、どんなふうに炎がともるかわからなかったので、庭先で作ってみました。

芯を差し込む際に、缶のふちで手などを切らないように気を付けてください。
油が染みたころ、火をつけてみました。
割と大きい炎がともりました。
火をつけるときは、やけどや火災などに注意してください。

次に缶切りを使って、缶の真ん中に穴をあけて、そこにこよりの芯を刺したものを作ってみました。
缶切りのとがったところで穴をあけました。

缶切りで、けがをしないように気を付けてください。
こよりの芯が通るくらいの穴をあけてください。

私の穴の開け方が、下手だったので、穴の周辺にツナ缶の油が飛び散ってしまいました。
私は、油汚れを避けるため缶の下に敷物を置いていますが、火をつけるときには、火災に注意してください。
穴にこよりの芯をさします。
この場合も油が染みるまで少し待って、火をつけてみました。
こちらの場合も、大きな炎がともりました。

こよりの芯にしみた油が燃えているので、つけた時少し黒いすすのような煙が出ましたが、そのあとは、大丈夫でした。
油がなくなるまで明かりはともりますが、つけてすぐは少し大きめ、次第に落ち着いて状態になり、最後は小さくなります。
ツナ缶の種類や、大きさなどによるようですが、1時間程度で消えるそうです。
やけどや火災には、注意してください。

しばらく付けた後、火を消して、ツナ缶を開けてみました。

いつものツナ缶より、少し燻したにおいがしますが、いつも通りおいしく食べることができました。
いざというときの前に、一度試してみたほうがよさそうです。
作り方は難しくないのですが、先日の講義で皆さんで作ってもらった時にはうまく炎がともらない方もいたので、
コツを少しつかんでみてください。
穴をあけるのにもコツがいるかなと思いました。
簡単なのは、缶のふちを少し開けて作った方でした。

大阪府北部を震源とする地震における帰宅困難者対策

大阪府北部を震源とする地震における「帰宅困難者対策」の実態が分かってきました。
全ての企業ではありませんが、大阪府と京都府の大手企業が、どのように行動したのか、報道されている情報や公開されている情報をもとに整理し、リスク対策.comに寄稿しました。
内閣府のガイドライン通りの「留める」、「滞留者への支援」、「帰宅時の支援」が的確に図られたのでしょうか。
詳しくは、リスク対策.comをご覧ください。
大阪北部地震、企業や自治体の帰宅困難者対策は機能したか?http://www.risktaisaku.com/articles/-/6685

災害時に”いのち”を救う「隣組」

18日に発生した大阪北部の地震では、2日目で死者5人という報道がされましたが、お一人は病死ということがわかり、震災との関連はまだ不明ですが、今回の地震では、家具等の下敷きになって亡くなっていても、すぐに見つからないということが起こっているようです。地震の揺れなどでけがをしても隣近所や地域の声掛けによってすぐに発見できる場合もあります。災害時に隣近所や地域で声替えを行い安否確認をするためには、やはり日常から地域で顔の見える付き合いが必要です。隣近所や地域で安否を気遣う関係を強めておかなければいけません。地震などの災害時に自分や家族の安全が確認出来たら、隣近所で声を掛け合う、地域で声を掛け合うことが重要になるのです。マンションなら同じフロアだけでなく、他のフロアの人とも顔見知りになる、また、マンションの住人以外とも顔見知りになり、いざというときに気にかけあえる関係づくりも大切です。これは、日本では昔からある「隣組」というものにあたるのではないでしょうか。「避難行動要支援者対策」として高齢者や障がいを持った人などの登録制度などが進められていますが、登録制度とは別に日常から地域でお互いに気にかけあう関係が非常に重要です。毎日、挨拶をする関係をつくり、地域活動に積極的な参加をすることが災害時の安否確認や、生命を救う道となるのではないでしょうか。

 2018年6月20日
理事長 伊永勉