9月3日 避難所における福祉的支援と福祉避難所研修会~避難所における福祉的支援と福祉避難所のあり方を探る~を実施しました。 “9月活動報告” の続きを読む
更新情報
8月活動報告
6日 ADI減災カフェ「自分や大切な人の命を守るための防災気象情報を学ぼう~防災気象情報を活用して気象災害に備える~」を実施しました。
ボランティアを国民活動に
令和元年の秋は、毎週続く台風の大雨で、中部から関東、東北にかけて、広範囲な被害が発生し、10月末になってやっと復旧活動が始まり、ボランティアが各地から集まって来るニュースが目立ってきた。内閣府とJVOADがまとめた報告では、ボランティアが少なくなっているという事だが、ボランティアを増やすという対策が可能なのだろうか。元来個人の善意と評価されきた活動だが、需要が増えたから供給を拡大するというようにはいかない。政府が被災自治体に送る物資のプッシュ型支援のように、動員によるボランティア派遣を行政が仕切れる手立てはない。

抜本的に、ボランティアの参加者を増やす方法は、政府が本気で取り組めばできることだ。ボランティア休暇制度が導入され、大企業では積極的に運用している例もあるが、年間一人1週間の災害派遣をする企業に、何らかの税制優遇措置を課すとか、本人の交通費等を免除するとかはできるのではないだろうか。兵庫県が台風19号の被災地に行く県内のボランティア団体(5人以上)に一律20万円を支給することを決めている例もある。
さらに、全国の大学に、学生のボランティア参加を義務化し、年間日数を設定して、参加学生には校外演習としての単位を与え、学校には文科省から何らかの特典を付与する等決めてはどうだろうか。私も阪神・淡路大震災では4大学からの依頼で、約60人の学生のレポートを読ませてもらい、単位を与えた経験がある。

昔一部の意見に18才からの2年間、青年期を自衛隊に入隊させるという案が取りざたされた時期があったが、それよりもこのような社会貢献体験を義務化するという案は無謀だろうか。ボランティアをあくまで個人の善意に頼っていては、少子化が進み人口減少にありながら、温暖化で気象災害が多発する傾向が見えている将来の日本の安全は、どうやって守り続けられるのだろうか。イデオロギーはともかく、真剣に日本の将来を考えないと、優秀な人材が海外に逃亡することになってしまいそうな気がする。
2019/10/31 伊永 勉
10月2日ADI減災カフェ特別企画 大阪湾高潮・津波対策船上調査をしました。
令和元年10月2日のADI減災カフェは特別企画として大阪湾と河川の護岸・水門・堤防・港湾施設・係留船などの実態調査を行いました。
午後3時30分にチャーター船で、大阪市西区の京セラドーム前の千代崎桟橋を出港し、大阪湾を巡って大川の八軒家浜までのコースで、メンバーはADI災害研究所の会員と、大規模災害対策研究機構(CDR)の会員に、元大阪市港湾局長の2人が加わり、関西テレビの取材カメラが同行しました。幸い台風の影響もなく、曇り空の中を出港し、午後6時に八軒屋の桟橋に戻り、調査を終えました。
伊永理事長の調査レポートはこちらから(PDFファイル)
7月の活動報告
3日
大阪市内の福祉施設で行われた地震防災訓練に伊永理事長と川下理事が参加しました。
4日
大阪市社会福祉協議会の職員研修 第2回目を伊永理事長が行いました。
5日
大阪市社会福祉協議会の職員研修 第3回目を伊永理事長が行いました。
6日
名古屋市で企業の職員防災研修で伊永理事長が講演しました。
9日
大阪市社会福祉協議会の職員研修 第4回目を伊永理事長が行いました。
10日
ADI減災カフェ「風水害対策研修会 ~防災気象情報を活用して気象災害に備える~」を開催しました。
11日
大阪市社会福祉協議会の職員研修 第5回目を伊永理事長が行いました。
24日
都市計画学会 関西支部の研修会で、伊永理事長と理事の片平気象予報士が講義しました。